今回は前回お伝えしたとおり、室戸岬にある「みくろ洞」を紹介します。
「みくろ洞(みくろどう)」は「御厨人窟(みくろど)」と「神明窟(じんめいくつ)」の二つの洞くつを合わせた呼び方になります。
フリガナを付けましたが、私は御厨人窟の読み方を憶えられる気がしない…
みくろ洞は約1200年前の弘法大師(空海)の修行場と住居だったと言われています。
そして、弘法大師が悟りを開いたという伝説が残っている場所です。
さらに弘法大師はこの洞窟から見える空と海に感銘を受けて、自らを「空海」と名付けたという伝説も。
仏教に明るくなくても、中々のロマンを感じるみくろ洞について紹介しますね。
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みくろ洞の「御厨人窟」と「神明窟」
先ほど紹介したように「御厨人窟(みくろど)」と「神明窟(じんめいくつ)」の二つの洞くつを合わせてみくろ洞(みくろどう)と言います。
上の写真の右側が弘法大師が修行をしていたとされる「神明窟」で、左側が生活をしていたとされる「御厨人窟」。
こちらが「御厨人窟」の入り口になります。
入り口の左側には「弘法大師修行之処」という石碑が置いてありますね。
入り口から中を覗いてみると、奥に五所神社と呼ばれる社があります。
奥まで行くと、洞くつは海面から10メートル高い場所にあるのにカニがたくさん歩いてました。
後ろを振り向くとこんな景色。
私の写真テクでは、こんな写真しか撮れませんでした…
上手な人なら室戸市のホームページみたいな写真が撮れるみたい。
ちなみにみくろ洞は隆起によって昔より高い場所にあるので、弘法大師が修行していた時にはもっと低くて、海面が近かったようです。
弘法大師は今よりも海に近い場所での修行中に悟りを開き、その時に口の中に明星が飛び込んでくるという神秘的な体験をしたみたい。
その当時にこの場所から見た空と海だけの景色に感銘を受けて、名前を「空海」と名乗るようになったと言われているよ。

そしてこちらが「神明窟」の入り口です。
こちらの奥にも石祠が鎮座していました。
すぐ横にある「天狗岩」
多分、弘法大師の伝説とは関係ないと思うのですが、みくろ洞のすぐ横には「天狗岩」という名前の岩肌があります。
それがこちら。

カメラの向きを少し変えるとこんな景色。
こちらも十分見ごたえがある眺めだと思います。
香川県善通寺市が出身地だったり、現代でもたくさんの人々が巡礼する四国八十八カ所の所縁だったりと四国の縁の深い弘法大師。
その弘法大師の「空海」の名前が誕生したみくろ洞を紹介しました。
室戸岬のすぐ近くにあるので、室戸岬に行った際には是非ともみくろ洞にも立ち寄ってみてください。
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