今回は、前回の国賀浜から帰る途中に寄った「由良比女神社」について紹介します。
この神社の前にある「由良の浜」は、「いか寄せの浜」と呼ばれています。
この別名の理由と一緒に紹介しますね。
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こちらが「由良の浜」。
国賀海岸に向かう道路の途中、入り江の先端にある海岸です。
このように海に鳥居が設けられ、その周りに人物を模したパネルが幾つか置かれています。
この人たちは、イカを素手やザルで獲っているところ。
普通は難しいんじゃないかな。
しかし、この浜には大量のイカ(烏賊)が押し寄せてくるので、簡単にイカを獲ることができるのです。
このため、近隣の住民は水際に番小屋や多くの小屋を建てて、イカが押し寄せてきた時には家族総出でイカをすくいとったとのこと。
大量のイカを獲ることのできた住民の中には、それらを干物にして売りさばくことで、大きな財を成した人もいたらしいです。
どうやら明治から昭和20年代まではイカ寄せが頻繁に起きていたようです。
最近だと平成18年に、十数年ぶりにイカの群れが押し寄せたとのこと(参考)。
この海の中の鳥居の後ろにあるのが「由良比女神社」。
この神社の神様である由良比女様が、桶に乗ってこの土地に向かってこられる途中で、神様の手にイカがたわむれに触ったため、怒られてしまった。
そのお詫びとして毎年秋になるとイカの大群が神社の正面に押し寄せるになったとのこと。
そんな由良比女神社の拝殿がこちら。
参拝を終えて、帰りはこんな景色。
面白い伝説と実話を持つ神社でした。
後は西ノ島大橋から見下ろす景色。
更に進んで、別府港に戻ってきました。
こちらの島は「見付島」というそうです。
西ノ島に配流となった後醍醐天皇の見張り番がいたことから、この名前がついたのこと。
こうして別府港に到着した私たちは、お世話になった自転車を返却しました。
この後、私たちはタクシーを使って「摩天崖」へ夕日を見に向かいました。
次回はその話をさせていただきますね。
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