今回は岡山県笠岡市の「カブトガニ博物館」で2023年2月1日から4月9日に開催されている『俺たちの標本作り展』について紹介します。
この展示会では、甲殻類、貝殻、昆虫、鳥の羽、骨格、透明骨格、化石などの様々な種類の標本の展示とその作り方が紹介されています。
さまざまな種類の標本が見ることができるのも興味深いし、標本の作り方も「へー、こうやって作るのか」と勉強になる。
そして、何よりも甲殻類のコーナーの説明文が面白い。
そんな『俺たちの標本作り展』を説明します。
特別展のポスター
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職人たちの癖が強い“甲殻類のコーナー”
『俺たちの標本作り展』は「カブトガニ博物館」の一室で催されています。
全体像は下の写真のとおり。
それで私が特に紹介したいのが“甲殻類のコーナー”。
こんな感じでカニやエビの標本が置かれています。
そして、このタスマニアオオガニ(別名:タスマニアンキングクラブ)の紹介文がこちら。
ほかにもあります。
次はオオバウチワエビ。
“身はしっかりと詰まっており非常に美味。標本化の際は学芸員が責任をもって美味しくいただきました。ありがとうエビチリ。”
続いてはシャコ。
“笠岡市の「市の魚」に指定されている。「魚じゃないじゃん」というツッコミは控えていただこう。”
とのこと。
怖くて綺麗な標本“透明骨格標本のコーナー”
次に面白かったのが“透明骨格標本のコーナー”。
透明標本とは筋肉を「透明」にして、骨を赤色や青色に染めたもの。
この方法なら、骨の標本にできない小さな生き物の骨格を見ることができます。
硬い骨は赤色に、柔らかい骨は青色に染められているそうです。
そのほかにもいろいろな標本が
ほかにも鳥の羽や昆虫の標本や、標本の作り方を説明する動画なども展示されています。
上の写真は羽根の標本ですね。
ちなみに“羽”は、鳥の全身を覆う軽い毛、鳥や昆虫が飛ぶための器官(昆虫の場合は“翅”とも)、翼状のもの、“羽根”は、鳥や昆虫の体から抜けた羽や、羽を加工したものを指すそうです。
標本の作り方を説明する動画はわかりやすいですが、自分でやるのは難しそう・・・と思いました。
『俺たちの標本作り展』は、スペースは大きくないですが、工夫されていてじっくり見たらとても面白い特別展です。
開催期間は4月9日までですが、ぜひ行ってみてください。
次はカブトガニ博物館に隣接する公園について紹介させてもらいます。
この公園も見どころなので。
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