今回からは島根県にある隠岐諸島について紹介していきます。
隠岐諸島は島根県沖に位置し、人が住む4つの大きな島と180程の小島で形成されています。
北東側にある円形の大きな島を島後(どうご)(この島には名前が無いらしい)と呼び、南西側の西ノ島・中ノ島・知夫里島の3つの島を島前(どうぜん)と呼びます。
4つの島はそれぞれ隠岐の島町・西ノ島町・海士町・知夫村と別の自治体に属しており、それぞれ異なる特徴を持っています。
私たちはこれら4つの島々を旅行してきました。
その時に訪れたところを順番に紹介させてもらいますね。
そうですね。
一つ目の記事は、島後(隠岐の島町)の入り口である西郷港にある「隠岐自然館」についてです。
しかし、この隠岐自然館では何故かサンショウウオの写真しか撮っていなかったので、お昼ご飯を食べた「サカータブロス」も一緒に紹介します。
カメラを確認したらオオサンショウウオの写真しかなくて、自分でもびっくり。
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島後に到着
隠岐諸島へのアクセス手段には飛行機と船の2つがあります。
私たちは境港港(@境港市)から船で島後(隠岐の島町)の西郷港へ向かいました。
(他にも七類港(@松江市)と隠岐諸島が船で結ばれている。
飛行機は伊丹空港(@大阪府豊中市)または出雲縁結び空港(@出雲市)と隠岐世界ジオパーク空港(@島後)が結ばれている。
詳しくはこちらを。))
こちらが高速船の乗船券です。
船にはフェリーと高速船の二種類があり、ルートにより立ち寄る港も必要な時間も異なります。
フェリーだと本土から西郷港へ2時間30分~4時間、高速船だと1時間程度で行くことができます。
しかし、季節によって運航スケジュールが変化し、天気によって運休することが多いらしいので、時刻表と運行状況は小まめに、必ずチェックしてください。
隠岐汽船のHPから確認することができます。
西郷港のフェリーターミナルでは鬼太郎たちが出迎えてくれます。
あとで話に出てきますが、水木しげる氏が隠岐諸島とゆかりがあるため、境港と同じように隠岐諸島にはたくさんの妖怪の石像が飾られているそうです。
そして、このフェリーターミナルに隣接する「隠岐ジオゲートウェイ」の二階に「隠岐自然館」があります。
隠岐の自然・ジオパークを説明する「隠岐自然館」
写真がないので、ひとまずこちらのホームページをご覧ください。
入り口を入って正面にディスプレイと、その前に隠岐諸島のジオラマがあります。
ボタンを選択することで、色々な説明を聞くことができる仕掛けです。
画面とジオラマを使って説明をしてくれるので、とてもわかりやすかったですよ。
また入って右手側には隠岐諸島の歴史について説明されています。
大陸との間にある隠岐諸島がはるか昔から知られていたこと、後鳥羽上皇が隠岐に流された時のこと、他にも隠岐の文化などを紹介しています。
逆の左手側には隠岐の地層やそこから出てきた化石などについて説明されています。
実は隠岐諸島は大変珍しい地質的な特徴を有しているのです。
このため、隠岐は「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されました。
まずは、ユネスコ世界ジオパークとは、国際的に価値のある地質遺産を保護し、そうした地質遺産がもたらした自然環境や地域の文化への理解を深め、科学研究や教育、地域振興等に活用することにより、自然と人間との共生及び持続可能な開発を実現することを目的にした事業のことです。
ちなみに日本国内では今までに隠岐諸島を含めた9地域が認定されているようです(2023年3月現在)。
そして、隠岐諸島は時代によって姿を変化させてきた歴史があります。
・ユーラシア大陸と一体だった時代。
・湖の底だった時代。
・深い海底にあった時代。
・火山活動によって隆起した時代。
・島根半島と陸続きになった時代。
・そして、離島となった現在。
このような成り立ちを経た結果、世界的に見ても珍しい不思議な生態系や黒曜石による隠岐ならではの歴史・文化が、連続性を持って存在することになりました。
この「台地の成り立ち」「独自の生態系」「人の営み」が評価され、「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」として認定されました。
先に説明した右手側の隠岐諸島の歴史は「人の営み」。
左手側は「台地の成り立ち」。
そして、入り口から進んで奥には「独自の生態系」である隠岐の生き物たちを紹介しています。
ここには生き物たちの剥製や模型が展示されていることに加えて、「オキサンショウウオ」が飼育されています。
6つの水槽の中で6匹のオキサンショウウオが生活しているのですが、その中でも注目していただきたいのが「クララちゃん」。
とても人に慣れていて、近づくとこちらに顔を向けてくれる。
カワイイったらありゃしない!
一番上の写真だけでは全然足りないので、追加でもう2枚の写真を貼っておきます。
はい。カワイイは正義。
なお、私たちがこの施設で撮った写真は以上の3枚です。
私たちもどうしてこんなことになったのか全くわからない。
記憶にないけど、「クララちゃんの写真だけあれば良い」とか言って、他の写真を全て削除したという可能性も否定できない。
西郷港のすぐ近くの喫茶店「サカータブロス」
写真が少なくて淡泊すぎるので、少し休憩に入った喫茶店「サカータブロス」も一緒に紹介させてもらいます。
店内はこんな感じ。
結構店内が広く、ゆっくりすることができそう。
私たちはカレーとワッフルを注文しました。
カレーはこのお店の看板メニュー。結構美味しかったですよ。
辛いのが苦手な私たちでもパクパク食べることができたので、余り辛くなかったと思います。
ワッフルはかなり美味しかった!
隠岐では飲食店があまり多くないので、このようなメニューを食べられるお店は限られます。
隠岐で何日間か過ごす場合に地元のお魚料理に飽きてしまったら、行ってみてください。
加えて、西郷港のすぐ近くなので、乗船までの待ち時間にさっと行ってみるのも良いかも。
ワッフルはかなりおすすめなので、待ち時間に飲み物と一緒に注文はアリだと思います。
次からは隠岐の観光地を回って行きますね。
またお読みいただけると嬉しいです!
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